家庭菜園でタネを買ってきますが、確実にタネがあまる。
タネ袋に記載されているタネの期限は約1年。
期限が切れてタネが発芽しないなら全部使ってしまうのがいいのかなと思うが、どう考えても作りすぎだし、
限られた範囲でやっている家庭菜園なら尚更タネを余らせてしまいます。
どうすればタネをロスせずにすむか?
タネについて学びましょう。参考著書。
タネの寿命とは?
タネ袋に記載されている有効期限は「発芽検定試験日から1年」となっているらしい。
有効期限を過ぎても発芽しないと言うわけではないが、「発芽能力を維持できる時間」=寿命がある。もちろんどんどん発芽能力は衰退していって、最終的には発芽しなくなります。要は「タネも死んでしまう」ということです。
実際私がタネを買ってから期限を見てみると半年後になっていることが多いです。使い切れない。タネが勿体無い。
祖父から相続した野菜のタネは古いものでタネ袋を折りたたんでビニール袋に入っていただけでした。古いタネも発芽するかもと何度も試したが全く発芽しませんでした。
野菜ごとのタネの寿命
長命種子 4-6年
トマト、ナス、スイカ
常命種子(やや長命)3-4年
大根、かぶ、白菜、ツケナ、きゅうり、かぼちゃ
常命種子(やや短命)2-3年
キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草、ごぼう、唐辛子、えんどう、インゲン豆、そら豆
短命種子 1-2年
シソ、エダマメ、スイートコーン
野菜の種類によって寿命が違う。
短命の野菜だけ覚えておいて、他は来年の種まきのときまでしっかり保存するようにしようと思う。
しかし、タネを置いておけばいいという話ではなく、保存方法によって寿命が変わるらしい。大変。
どうやったらタネに優しい保存になるのでしょうか?
タネの保存は低温・低湿がきほん!ハリントンの法則
種子の寿命は、種子含水が1%上がると、保管温度が5度上がると「寿命が半分」になる。(ハリントンの法則)
短命の種子だけ覚えておいて来年までに種まきすれば、タネのロスなく全部使い切れるのではないかと思いますが、タネの寿命は保存環境によって変わる。
- 種子に水分を含んでしまうと、寿命が半分になるらしい。
- 温度が5度上がると寿命が半分になるらしい。
1年後に種まきしようと思っていても、タネの保存環境が悪ければ発芽率がさがって「あれ?」と結局ホームセンターでタネを買うことになりかねない。
※湿度20〜25%が下限値で低いほど寿命を長くする。温度も低いほど寿命を長くする傾向がある。
タネの保管方法「乾燥剤+密封+冷蔵庫」
- 冷蔵庫の野菜室【温度5〜7度・湿度60%以上】でタネの保存には不向き。
- 冷蔵庫の冷蔵室【温度1〜5度・湿度30%】でタネの保存に最適。
著書には海苔の缶にシリカゲル(乾燥剤)を入れて、紙袋にタネを入れフタをする。缶の口をテープで密封がおすすめされていましたが、冷蔵庫にそんなスペースはありません。
結局タネの保存はどうする?
現状タネは、リビングで瓶の中に焼き海苔についていた「除湿剤」と一緒にいれて保管中。
- 著書を読んで、ダイソーで買える湿度計も一緒にいれておくべきか。
- もっと涼しいところがいいのかもしれない。
なんて思いました。著書では海苔の缶でしたが、ジップロックで代用できそう。
タネの寿命を伸ばすために真似したいと思います。
上手にタネを保存して、発芽不良から逃れたい。タネロスを防ぎたいですね。
タネ→苗にならなかったら、ホームセンターで苗を買えばいいだけですが、やっぱりタネから育てたい!悔しい(笑)